総務省が一般利用者向けに「無線LAN情報セキュリティ対策」の手引書を公開
総務省は2012年11月2日無線LANの情報セキュリティ上の脅威や、一般利用者が安心して無線LANを利用するための手引書を公開しました。
無線LANは、電波を使って情報をやり取りするため、ケーブルを気にすることなくインターネットが利用できます。最近ではパソコンからだけではなくスマートフォン(スマホ)から無線LANが利用されることも増えています。しかし便利さの反面、適切な情報セキュリティ対策を取らずにいると、電波の届くところから気がつかないうちに通信内容が盗み見られたり、無断で無線LANのアクセスポイント(親機)が悪用されてウイルスの配布等に使われたりすることがあります。
総務省では、一般利用者向けに安心して無線LANを利用する方策として手引書を公開しました。
詳しくは法務省の下記のページをご参照下さい。
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu03_02000029.html
以下重要なセキュリティ対策についての抜粋
無線LANを利用するときの情報セキュリティ対策
対策 | 危険性と効果 | |
レベル1 (必須対策) |
(1)大事な情報はSSLでやりとり | 無線LAN利用時には、通信内容が盗み見られる危険性が高まります。(1)の対策により、大事な情報が盗み見られることを防ぐことができます。 |
(2)公共の場では、ファイル共有機能を解除 | ファイル共有の機能が有効になっていると、同じアクセスポイントに接続する他人から、パソコンやスマートフォン(スマホ)にアクセスされる危険性があります。(2)の対策により、アクセスされる危険性が低くなります。 | |
レベル2 (追加で実施が望まれる対策) |
(3)知らないアクセスポイントには接続しない | 悪意を持って設置されたアクセスポイントに接続すると、通信内容を盗み見られる危険性があります。(3)から(5)の対策により、悪意を持って設置されたアクセスポイントに接続するのを防ぐことができます。 |
(4)公衆無線LANサービスのログイン画面に電子証明書エラーが表示されたら接続しない | ||
(5)接続しているアクセスポイントを確認 | ||
(6)アクセスポイントが暗号化に対応していることを確認 | 暗号化に対応していない無線LANでは、通信内容が盗み見られる危険性があります。(6)の対策により、通信が盗み見られる危険性の高いアクセスポイントを利用することを防ぐことができます。 |
最終更新日 2012 年 11 月 7 日 水曜日 RSS 2.0