【重要】TLS 証明書の有効期間は 47 日へ短縮されることが決定
お客様 各位
2025年06月05日
ZERONET株式会社
平素はValueSSLをご利用いただき、誠にありがとうございます。
表題の件につきまして、Webサイトと安全な通信を実現するための国際標準規格を定めている「CA/Browser Forum(CA/ブラウザーフォーラム)」はTLS証明書の有効期間を2029年3月までに段階的に最長47日間へ短縮することを決議しました。
CA/Browser Forumは、ブラウザと認証局など 約80社が参加する業界団体。パブリックPKIに関 する様々な合意事項やベストプラクティスの議論などのコンセンサスづくりを行う 団体です。
Appleによる具体的な提案(2024年3月27日時点)
実施日 | 証明書有効期間 | ドメイン認証有効期間 (DV/OV/EVに影響) |
---|---|---|
現在 | 398日 | 398日 |
2026年 3月 15日以降 | 200日間(約6.5か月) | 200日 |
2027年 3月 15日以降 | 100日間(約3か月) | 100日 |
2029年 3月 15日以降 | 47日間(約1.5か月) | 10日 |
■有効期間短縮の背景
(1) ブラウザ速度向上
CRLやOCSPなどの証明書失効情報への参照トランザクションを減らしてブラウザの速度向上を図る
(2) セキュリティ向上
OCSP/CRL取得時の発IPによるプライバシーの漏洩リスクを軽減する
(3) 有効期間の 短縮化
常に新しい認証をもとに更新 を行うことで、CRL/OCSPを利 用しなくても安全な状態にする。
また現在の暗号が危殆化したとき の新技術の適用を高速化する
■デジサートの証明書ライフサイクルの自動化サービス
デジサート社ではACMEエージェントを提供してお客様の証明書ライフサイクルを完全自動化します。
CSRの作成から証明書の申請、ドメイン認証(ファイル認証、DNS認証に限定)、証明書のダウンロード、インストールまで自動化できるサービスをお客様に提供予定でございます。
詳細につきましてはご準備出来次第ご案内いたします。
本件につきましてデジサート社ブログに有益な情報が掲載されておりますのでご参照頂ければ幸いです。
https://www.digicert.com/jp/blog/tls-certificate-lifetimes-will-officially-reduce-to-47-days
最終更新日 2025 年 6 月 5 日 木曜日 RSS 2.0